日本国内向け「アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード/ゴールド・プリファード・カード」(プロパーカード)を対象に、公開情報・業界統計・実例を総合して “審査通過に求められる条件と評価ポイント” を幅広く整理しました。
アメックスは詳細基準を非公表ですが、以下を押さえると合格可能性をかなり高められます。
「20 歳以上で定職がある」ことさえクリアすれば誰でも申し込み可能 で、プラチナのような招待制ではありません。
インビテーションも不要です。
1. 公式に明示されている最低申込資格
- 年齢— 20 歳以上— アメックス公式 FAQ・比較サイトで明記
- 職業・収入形態— 「安定した継続的収入」のある正社員・公務員・自営業等パート・アルバイト・学生は不可(例外あり)
- 日本在住・本人確認書類— 本人確認(運転免許証・マイナカード等)/外国籍の場合は在留カード残存期間が十分あること
2. 年収・職業の目安(非公式)
- 目安年収— 背景・補足
- 300 万~400 万円 … 合格者ボリュームゾーン— ゴールドカード全般で 300 万円以上あれば通過率が高いとの統計
- 400 万円強 … 余裕を持ちたい場合— アメックスゴールドは年収を最重視するという専門サイトの解説
- 200 万円台でも可決例あり— 口コミや学生院生の可決事例など。
属性全体で補完できれば年収下限は絶対ではない
職業別ヒント
大企業正社員・公務員・医師/士業:勤続 1 年以上あれば高確率
契約社員・派遣社員・個人事業主:毎年の確定申告・勤続年数が鍵。
営業利益が安定なら通過例多数
専業主婦/主夫:本人収入ゼロでも、配偶者が安定収入なら可決実績あり(世帯収入を入力)
学生:原則不可。
ただし内定済みの最終学年や高収入アルバイト、既存アメックス会員など例外的に可決した報告もあり
3. クレジットヒストリー(CIC/JICC)の評価ポイント
- チェック項目— 通過の目安— 参考
- 直近 24 か月の延滞— 遅延ゼロが望ましい。
長期延滞(61 日以上)はほぼ即否決— - 保有クレジット件数・残高— 利用残高は総与信枠の 30 %程度までが安全圏
- 申込件数— 6 か月内に 3〜4 件以上の多重申込は要注意(申込ブラック)
- 途中与信の頻度— 信用力が低いと毎月~隔月で与信チェックされるため、発行後も延滞厳禁—
4. 属性(年齢・勤続・居住)の加点/減点
- 属性— 有利になる条件— 不利になる条件
- 勤続年数— 1 年以上(2 年以上ならさらに安定評価)— 6 か月未満の転職直後
- 居住年数— 1 年以上同一住所。
持ち家(住宅ローン可)は加点— 1 年未満の転居が複数 - 住宅ローン— 返済遅延なく支払中なら「安定負債」としてプラス— 返済比率が高すぎる場合
- 固定電話— 登録あり=居住・業務実態の裏付け
5. 審査の流れと所要時間
Web 申し込み(推奨)
所要 5〜10 分。
最短 60 秒で仮審査回答(「瞬時承認」)。
本審査・本人確認
通常 即日〜3 営業日で完了
カード発送
個人カードは 約 1 週間で到着(離島や繁忙期は+α)
6. 外国籍申込者の追加注意点
在留カード残存期間が 1 年以上あると可決率が大幅アップ
連絡先(日本の携帯番号)、本人名義の銀行口座、居住年数が短すぎないかも確認される
7. 落ちやすい典型パターン
主な理由— 備考
20 歳未満・無収入・パート/アルバイトのみ— 公式資格外
直近の長期延滞・強制解約履歴(他社含む)— CIC に事故情報が残る間(5 年程度)は難しい
多重申込(短期に 5 件以上)— 6 か月待ってから再チャレンジ
年収 200 万円前後かつ勤続短期— 審査部が「返済余力不足」と判断しやすい
8. 審査通過率を高める 5 つの実践策
他社カード利用残高を 20 %以下へ圧縮
直近 6 か月は新規ローン・カード申込を控える
勤続 1 年未満なら給与明細・源泉徴収票を準備(追加提出依頼に即応)
世帯主の場合は住宅ローン返済実績もアピール
既存グリーンカード保有者は 6 か月後のアップグレード申請(切替審査は有利)
まとめ
公式要件は「20 歳以上・安定収入」だけだが、実際の通過ラインは
年収 300~400 万円+良好なクレヒス+勤続・居住 1 年以上が総合点になります。
延滞・多重申込のリセットと利用残高圧縮が最重要の実務対策。
パート・アルバイト・学生は原則不可だが、世帯収入申告や内定証明で可決例あり。
Web 申込なら最短即日審査、カード到着は 1 週間程度。
急ぎならオンライン一択。
上記を満たし、申し込み情報を正確に入力すれば、2025 年現在のアメックス・ゴールドの審査は「極端に厳しい」わけではなく、属性を整えた一般的な社会人なら十分に通過可能といえます。
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