余因子行列をPythonで計算するシンプルなコードを解説

余因子行列の計算は線形代数の基本的なテクニックの一つです。PythonとNumpyライブラリを利用することで、これを効率的に実装できます。この記事では、Pythonで余因子行列を簡単に計算する方法を紹介します。

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余因子行列をPythonで計算するシンプルなコードを解説

余因子行列を計算するPythonコードは以下のようになります。

import numpy as np

def minor(matrix, row, col):
    """指定した行と列を取り除いた部分行列の行列式を返す。"""
    sub_matrix = np.delete(np.delete(matrix, row, axis=0), col, axis=1)
    return np.linalg.det(sub_matrix)

def cofactor(matrix, row, col):
    """指定した行と列の余因子を計算して返す。"""
    sign = (-1) ** (row + col)
    return sign * minor(matrix, row, col)

def cofactor_matrix(matrix):
    """与えられた行列の余因子行列を返す。"""
    shape = matrix.shape
    cof_matrix = np.zeros(shape)
    
    for i in range(shape[0]):
        for j in range(shape[1]):
            cof_matrix[i, j] = cofactor(matrix, i, j)
    
    return cof_matrix.T

# 例:
A = np.array([[1, 2, 3], 
              [0, 4, 5], 
              [1, 0, 6]])
print(cofactor_matrix(A))
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