いきなりだが、電車で、同僚とどちらが会社に早く着くかを競争することにする。
自分と同僚は同じホームにいる。
快速電車と普通電車がホームに到着する時間はそれぞれ、平均\(\frac{1}{\lambda_1}, \frac{1}{\lambda_2}\)の指数分布に従うとする。
また、快速電車で会社まではT_1分で到着する、普通電車で会社まではT_2分で到着する。
同僚は常に快速にのることにする。自分は常に最初に来た電車にのるとする。
このとき、自分が同僚よりも先に会社に到着する確率はいくつでしょうか。
このとき、同僚よりも先に自分が会社に到着する確率は
\begin{align}\frac{\lambda_2}{\lambda_1 + \lambda_2} e^{ – \lambda (T_2 – T_1)} \end{align}
となる。
なぜかというと、
快速電車が先にくる場合には、同僚と同時に到着することになる。
普通電車が先に来る場合を考えることにする。
普通電車が先にくる確率は
\begin{align}\frac{\lambda_2}{\lambda_1 + \lambda_2} \end{align}
で
普通電車が来てから快速電車が来るまでに\(T_2 – T_1\)の時間が経てばよいわけだが、
指数分布の無記憶性からこれは単に
\begin{align} e^{ – \lambda (T_2 – T_1)}\end{align}
となる。
したがって、
\begin{align}\frac{\lambda_2}{\lambda_1 + \lambda_2} e^{ – \lambda (T_2 – T_1)} \end{align}
となる。
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