対数正規分布のモーメント法による推定量をわかりやすく解説

この記事では、対数正規分布のモーメント法による推定量をわかりやすく解説します。

XLN(μ,σ2)
とします。サンプルの平均をmとし、分散をs2とします。
モーメント法によるμ,σ2の推定量は、
E(X)=m,V(X)=s2
の解です。
実際に解いていきましょう。下記の記事で、対数正規分布の期待値と分散を計算しているので、忘れた人は確認しておきましょう。

E(X)=eμ+σ22
で、
V(X)=e2μ+σ2(eσ21)
なので、
eμ+σ22=m,e2μ+σ2(eσ21)=s2
を解くことになります。
m2(eσ21)=e2μ+σ2(eσ21)=s2
より、
eσ21=s2m2
なので、
eσ2=1+s2m2
となります。ですので、
σ2=log(1+s2m2)
となります。また、
eμ+σ22=m
より、
μ+σ22=logm
なので、
μ=logmσ22=logm12log(1+s2m2)
となります。

まとめると、

命題:対数正規分布のモーメント法による推定量

XLN(μ,σ2)
から発生したデータの平均と分散がそれぞれ、m,s2であるとき、
モーメント法によるμ,σ2の推定量は、
μ^=logm12log(1+s2m2)σ^2=log(1+s2m2)
となります。

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